レイナス・シルバーロード（19歳）／ カイゼルシュルト第一騎艇小隊長

王を信頼し仕える優秀な士官。ロナードとは昔からのライバルであり、親友。
故郷が戦火に巻き込まれ、両親をなくす過去をもつ。

剣術の腕は高く、士官学校次席卒業の優秀さ。生真面目な部分もある。
性別を問わず、好かれる好青年。気取りはない。
多少、幼さを残す顔立ちだが、意思の強さを感じる。

軍服は崩すことなく着こなし、二本の剣を使う。
片方の肩にのみ軽金属のアルミパット。
欠点は寝起きが悪いこと。

ロナード・ナイトスター（20歳）／カイゼルシュルト第三騎艇小隊長

カイゼルシュルト王に命を捧げる騎士。思慮深く物静かな男。
レイナスよりも、やや背が高い。レイナスとは士官学校の同期。
ロナードは事情により一年、遅れて入学している。

貴族然とした風貌で多少のことには動じない、大人の感覚。
切れ者という印象を与え、策謀家としての匂いを持つ。
出自は新貴族と呼ばれる割と新しい家柄。

女性をうっとりさせる端正な顔立ちだが、男性には冷酷さを感じさせる嫌味な顔。
長剣を使い、一刀両断の技をもつ。

ベルンハイム・イーストドッグ（36歳）／「ベルンハイム輸送商会」の社長

ルセムルク領のエアシップ技師。
バーデルゼン島付近で主人公を助けてしまい、その災厄に付き合わされる。
バルブールに家族が残っており、家に帰ると三つ子の子供が待っている。

緑の短髪。自分の服の汚れは気にしないが、船はピカピカにする男。
白い儀礼用艦長服は、すっかり色あせクリーム色になっている。
身長はロナードと同じだが、胸板が厚いために、大きく見える。

年齢に比べると、あまりしっかりしていない性格だが、
空の男らしく、人情家であり、男気にあふれている。